保護者の皆様へ

保育士、幼稚園教諭を長年経験してきた私は、ランニングを通して得た人生の学びが、子育てに深く通じるものがあると実感しています。

子育ての日々の中で、不安や迷いを感じる事があるのは自然なことです。仕事と子育ての両立に悩んだり、自分の時間が持てなくなったり、息が詰まりそうになったりする経験は、多くの保護者の方々が共有しているものです。でも、そんな悩みは誰もが経験する事で、完璧な親なんていないのです。

子育ては、まさに100kmレースのように長く険しい道のりです。レース中、何度も立ち止まりたくなる瞬間があるように、子育ての辛さや孤独感に押しつぶされそうになる時があるでしょう。そんな時こそ、自分を信じて一歩ずつ進むことが大切なのです。

保育の現場で学んできたのは、子供たちの成長に合わせて、自分のペースを大切にすることです。他の子と比べるのではなく、自分に合ったやり方で確実に進む事が重要なのです。子育ても同じで、他の家庭と比べて焦る必要はありません。我が子に合ったペースで、一緒に成長していけばいいのです。

また、レースでは仲間の存在がとても大きい事を実感しました。子育ても一人で抱え込まずに、周りの人に助けを求める事が大切です。保育士や幼稚園教諭として、保護者の方々に寄り添い、支えになれるよう努めてまいります。きっと、同じように悩んでいる仲間が見つかるはずです。

何よりも大切なのは我が子の可能性を信じる事、努力を積み重ねる事で、必ず道は拓けます。保育の現場で、子供たちの興味関心を大切にし、寄り添いながら見守ってきた経験から、このことを強く実感しています。

保護者の皆様には、子育てというウルトラマラソンを走り抜く強さがあります。完璧を目指さず、自分のペースを大切にしながら、仲間と支え合って進んでいきましょう。保育士、幼稚園教諭としての経験を活かし、一緒に子育ての感動のゴールを目指していきたいと思います。

皆様の子育てを心から応援しています。